去る3月13日(火)に町連役員・理事懇談会を開催し、51名の町連役員・理事の町会長さんが参加されました。
プログラムの初めに「地域におけるまちづくりの取り組み」と題し、北星学園大学社会福祉学部福祉計画学科の准教授の中田先生にご講演をいただきました。
講演では、これまでのフィールドワークの経験から、特に地方におけるまちづくりのヒントについてお話いただきました。「まちづくり」とは何か、なぜ「まちづくり」が必要かなど、地方で各種のアンケートをとった結果を提示されました。「地域の問題は誰が解決するか」などの設問に対して、①住民で、②町内会長、③役場、などバラつきが見られたを受け、地域において「慣れ」により問題と認識ができなくなってしまう現状があることをお話いただきました。
また、街の中心部から農村地域に遠ざかる程、「近所付き合い「と「住み続けたい」という意識の割合が高くなる調査結果が出た結果を説明いただきました。全体的な講演を通し、地域づくりで考えてほしいということを数点挙げられました。
参加された町連役員・理事の皆さんは、違った視点から見たまちづくりの考え方や、「地域力」を高めるヒントになりました。
講演終了後には、懇親会で講師を務めていただいた中田先生と奥様もご参加いただき、和気あいあいの中懇親を深めることができました。
年度末のお忙しい中、講師を引き受けていただきました中田先生に感謝とお礼を申し上げます。
断続的な降雪で観測史上例を見ない豪雪となっていることから、平成24年3月の回覧で「大雪に対する家庭における安全対策と心がけについて」を各町会・自治会に対して回覧文書を送付しております。
通行や除雪作業などの際には今一度確認をしましょう。
去る1月30日に町連町会長研修会を開催し、テーマを「町会における個人情報・災害時要援護者に向けた個人情報の取り扱いを学ぶ」と題して、札幌総合法律事務所の石川和弘弁護士を講師にお迎えし、研修会を行いました。
安全・安心な暮らしを支える町会が町会会員の氏名や住所・電話番号などの個人情報を持ち、また、災害のようないざという時に、地域にお住まいの要援護者に対する支援体制を整えるなど、町会活動を行う上で必要不可欠です。大切な個人情報を守るために基礎知識や正しい管理の仕方などを研修することを目的として、74名の町会長が出席されました。今年度は災害時要援護者に対する個人情報の取り扱いについても講演をいただくことから、地域で共に汗を流している仲間同士、教養を深める場として民生委員児童委員協議会の役員の皆様に対してもご招待をさせていただきました。
「個人情報保護法」は、個人の権利と利益を保護することを目的に制定され、平成17年4月1日より施行されましたが、同法律による個人情報の取扱いの過剰反応など、理念や適用範囲の浸透については、まだまだ時間のかかるものとされています。
研修会では、町会で個人情報の取り扱う上で注意しなければいけない点など、具体的な事例等をもとに、大変わかりやすく解説していただきました。
・A住民はB町会に加入するため、町会の世帯票(住所・家族構成・電話番号等)を記入。
・A住民とB町会の間には、世帯票の個人情報は町会活動以外には使用しないという約束がある。
・後日、B町会にC警察官から捜査のためにA住民の連絡先を教えてほしいと依頼。
・B町会はA住民と約束した利用目的とは異なる取り扱いをしてはいけないため、情報提供する場合は、Aさんの同意が必要となる(但し、例外あり)
【第三者提供の例外】
(1)法令に基づく場合
(2)人の生命、身体または財産の保護のために必要な場合
(3)公衆衛生の向上、または児童の健全育成の推進に必要な場合
(4)国の機関もしくは地方公共団体、又はその委託を受けた者が、法令の定める事項を遂行することに対して協力
する必要がある場合
・B企業は、取引先A(個人)の情報が載った帳簿を、C税理士に渡して会計処理をお願いした。
・B企業とC税理士は、A(個人)の情報を会計処理のために利用する。
・B企業とC税理士とで利用目的が変わらないため、A(個人)の同意は不要で、情報提供ができる。
町会が取得・利用する個人情報にはセンシティブ情報が含まれています。センシティブ情報とは、借金や貯金の額、病歴や身体の障がい、生活保護の受給などの取り扱いには特に配慮が必要な個人情報であり、漏えいされた場合は精神的苦痛が大きく、恐喝や詐欺などの二次被害を受けやすい情報でもあります。それぞれの町会で情報管理の徹底を考えるのと同時に、自治体をどのような管理体制を敷くべきかを協議していくことが必要となっていくとのことでした。
研修会の後は、参加された町会長をはじめ、一緒に講話を聞いた民生委員児童委員協議会の役員の皆様も交え懇親会を行いました。
参加された町会長からは、「大変勉強になった、地区協や単位町会に個人情報の取り扱いについて回覧したい」などの感想が多く聞かれました。
この研修を通し、個人情報について一層適正な取り扱いがなされることと思われます。
去る平成23年12月2日(金)に毎年、行政と住民の相互理解を一層深めるために実施している「市長を囲んでの懇談会」を開催しました。
懇談会では、市より永年、町会活動に尽力され、この度退任された町会長に対し市長より感謝状の贈呈を行いました。贈呈者については以下のとおりです。(在職5年以上該当)
氏 名 町会・自治会名 在職年数
佐 野 敏 雄 美園春風町会 13年間
中 川 甫 7条東町内会 12年間
森 田 寛 美園中央町会 11年間
後 藤 俊 美 日の出台道住連合会 9年間
三 浦 達 雄 利根別中央町会 8年間
岩 井 禧 明 あじさい町会 7年間
宮 川 登 北本町会 6年間
高 橋 紀 一 美園自治会 6年間 (敬称略)
市長感謝状を受けられる森田様 市長感謝状を受けられる宮川様
続いて、現在も町会活動に尽力されている町会長に対し、市長より感謝状の贈呈を行いました。贈呈者については以下のとおり。(在職10年該当)
氏 名 町会・自治会名 在職年数
青 木 司 第6町会 10年間
塚 本 勝 美 桜町内会 10年間
木 沢 直 伸 かえで第四自治会 10年間 (敬称略)
市長感謝状を受けられる塚本様
髙松町連会長のより挨拶を行い、市へ平成23年度町会連合会要望書及び各地区協の要望事項を渡辺市長へ手渡しました。
その後、渡辺市長より挨拶をいただいた後、市長をはじめ、副市長、各部長等の皆様と町連役員及び町会長との懇親を深めました。
去る10月31日に町連役員研修会を開催し、江別市のごみ処理施設「環境クリーンセンター」と北広島市の「資源リサイクルセンター」の施設見学を行いました。
江別市の環境クリーンセンターは北海道で3市が導入しているガス化溶融炉であり、可燃ごみ140トン/日、不燃・粗大ごみ35トン/5時間を処理する能力を有されています。トラブルの多い事案としては、ごみへのガスライター、スプレー缶、鉄の塊の混入によるものが多く、市民に対しごみの分別についての一層のご協力をお願いされているとのことでした。また、燃焼溶融炉から発生する熱を利用し発電をされており、廃熱ボイラからの300℃・30気圧の蒸気で、最大で1,980万kwの発電をすることができ、施設の約75%をカバーされているとのことでした。併せて、燃焼溶融炉で灰分を溶融してできた溶融スラグはアスファルト用骨材等に利用されることで最終処分場における残さの減(5年延命)につながっているなど、地球環境に優しいごみ処理施設でした。
次に、北広島市のクリーンセンター内の資源リサイクルセンターを見学を行いました。
現在の資源リサイクルセンターは平成22年に完成され、16t/日を処理できる能力を有されていました。北広島市では平成20年度よりごみの有料化を実施されたとのことですが、これまで15,000t/年あったごみが9,900t/年に減少したとのことです。減少分については逆に資源ごみが増加したため、リサイクル化が一層進んだというメリットについて、説明をいただきました。
資源として可能な限り再利用するための工場として、最終処分場の延命や資源循環型社会の形成に努力されていました。
施設見学後は、恵庭市のサッポロビール北海道工場のレストラン「ヴァルハラ」で、木々が色づき始めた外の景色を見ながら昼食をとりました。
今年は、日常生活に身近な事案についてをテーマに1日日程に変更して研修を行いましたが、出席された役員同士の絆が一層深まったとともに、各研修先では学ぶものが数多くあり、大変実りのある研修となりました!
お忙しい中、対応して下さった江別市環境クリーンセンター、北広島市資源リサイクルセンターの職員の皆様、大変ありがとうございました。
平成23年3月に各町会・自治会に協力を呼びかけておりました、東日本大震災に係る災害義援金について、目途としておりました9月15日までに受付された義援金は、
201の町会・自治会より
が集まりました。
これまでご協力いただきました、各町会・自治会長様をはじめ会員の皆様に心より厚くお礼を申し上げます。
去る8月23日(月)に平成23年度町連女性の集いを開催し、約100名の女性が参加されました。今年度は、岩見沢市総務部住民自治・安全安心推進室の鶴窪研次氏に「女性の視点からの防災」と題して講演をいただきました。今年3月11日に発生した東日本大震災では、東北地方をはじめとする各県において多数の死傷者や行方不明者、さらには建物等の甚大な被害が生じるなど未曾有の大震災となったのは記憶に新しいところですが、鶴窪先生からは、自ら福島県の相馬市でボランティア活動に参加した際の状況や、津波により犠牲者が少なかったところと多かったところの分析を写真や地図で説明され、参加された女性の皆さんは真剣に話を聞いてました。休憩後のグループ討議の議題として「避難所での女性の悩みや課題は何か」、「悩みを解消するには、どうすれば良いか」などを提起されました。
休憩時間では、ケーキとコーヒーを食べながら自己紹介を交え皆さん会話を楽しんでいました。
休憩後は、各テーブル毎に前段の講演内容の感想や提起された課題、地区協・町会女性部の活動内容、地区協・町会女性部が抱える悩み等について、グループ討議を行いました。
グループで討議された内容については、・・・
① 避難所でのプライバシーの問題については、女性から積極的に発信すべき。また、避難所では男
性のリーダーと女性のリーダーが必要ではないか。
② 災害はどの季節の時に起こるかは分からないため、その季節で必要なものを各家庭などで準備す
るべきではないか。
③ 避難所でのトイレは男性と女性の場所をもっと遠ざけるべきではないか。
④ 独居高齢者安否確認に力を入れている(発表者の町会)が、なかなか一人で自宅に訪問しても心
を開いてくれないお年寄りの方が多いので、民生委員と町会役員の2名で訪問している。
などの感想や先進事例の紹介があり、参加された皆さんはその発表内容にうなずかれていました。
鶴窪先生からは、災害で犠牲になっている実に7割の方が高齢者であり、いかにその高齢者の対応を地域で見ることができるかというのが究極の目的であるとのことでした。最後に、女性は「防災の担い手」と「災害弱者」の両面を持っていると言われているが、昼間に男性が働きに行って家にいない場合における災害時の対応など、防災等に関する女性の参加を促進することが、地域防災力の強化に向けて重要であると説かれました。
また、会場入口では岩見沢の農産物や特産物の即売会が市役所やJAいわみざわの協力を得て行われました。大変盛況に終わったことや、参加者全員に「地元でとれたお米(ななつぼし)」1kgが配付され、改めて地元の農産物の良さを知る良い機会になったとの声がありました。
この事業を通し講演内容や先進的事例、更には地産地消の観点を家庭や町会・自治会等の事業に取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。
※ 提供をいただいた「ななつぼし」をさっそく自宅に帰って食べてみたら、びっくりするほどふっくらでおいしかったです!
町連福祉部会で平成21年度に14,000部作成した「安心連絡カード」が、希望のあった町会・自治会に全て配付され在庫が無くなったことに伴い、「安心連絡カード」の改訂を行い5,000部を追加増刷しました。
「安心連絡カード」は安否確認が必要な世帯を中心に、急病や不慮の事故など緊急の事態が発生した時に慌てることなく、必要な対応ができるように準備しておくものです。また、緊急時には、警察または救急対応の他、本人の身近な信頼できる相談相手にも速やかに連絡することが第一となることや、いつ発生するかわからない災害時の「一時避難場所」及び「避難所」を記載することで、慌てず対応することができます。
時間の経過とともに、対象者が変更したり、連絡カードに記載の内容も変わる場合がありますので、追加申込みなどがある場合は町連までご連絡ください。
なお、印刷費用として1部20円の負担をお願いいたします。
7月24日(日)に第5回町連ふれあいパークゴルフ大会をいわみざわ公園「ローズパーク」において開催いたしました。当日は天候も芝の状況も良く、絶好のパークゴルフ日和となりました。最高気温は29℃とかなり暑いとなりましたが、体調を崩される方もなく、役員一同安心いたしました。
参加者は市内23地区協、総勢310名という大勢の地域の皆さんが一堂に会し、スポーツを通じて交流を深められました。
競技種目は、以前の「男性70歳以上の部」、「男性69歳以下の部」の年齢区分を廃止し、「男性の部」と「女性の部」の2種目で競い合いました。
今年で5回目を迎えましたが、地域の皆さんからは毎年開催を楽しみにしているという声も聞こえてきてきますが、参加された皆さんにとっては、日頃の運動不足の解消と各地区協や地域の壁を越え、より信頼と連帯感を深める良い機会になったのではないかと思います。
開会式では、早朝にも関わらず、来賓として渡辺市長がお越し頂き、「このような地域コミュニティ活動を通し、隣近所の方と顔を合わせることが何よりも大切であり、安心安全なまちづくりにつながることはもちろん、いざという災害時には特に重要となります。」と挨拶され、始球式をしていただきました。
結果については、「男性の部」では美園地区協の松村 喜勝さん(スコア94)、「女性の部」では北村地区協の仁平 フミ子さん(スコア100)がそれぞれ優勝されました。
今年もたくさんの方が参加していただきました。310名が出場されるパークゴルフ大会は他に例をみない大人数の大会です。
青空と自然豊かな「ローズパーク」で皆さん気持ち良くプレーされていました。この大会では、22名の方がホールインワンを出されました!!
当日大会の運営にご協力いただきました運営委員及び役員の皆さん、朝早くからの打合せそして大会のスムーズな運営など大変お疲れ様でした。
平成23年3月より各町会・自治会に協力を呼びかけておりました、東日本大震災に係る災害義援金の目録贈呈式を平成23年4月26日(火)に行いました。
4月25日までに93町会・自治会より6,498,383円が集まり、第1次のとりまとめ分といたしまして、岩見沢市共同募金会会長の平木忠男様にお贈りいたしました。
なお、義援金については9月15日までを目途として受付し、随時岩見沢市共同募金会に寄付いたしますので、各町会・自治会の皆様のご協力をお願いいたします。
写真左より、共同募金会平木会長、町会連合会吉田会長、髙松副会長、大友副会長、喜多福祉部長
去る4月26日(火)に平成23年度岩見沢市町会連合会総会(第46回)が開催されました。
総会の前段において、永年、町会活動に尽力され、この度退任された町会長に対し町連吉田会長より感謝状の贈呈を行いました。贈呈者については以下のとおりです。
■ 町会長及び町会連合会役員(3年以上)表彰
氏 名 町 会 名 在職年数 町連役員年数
中 川 甫 7条東町内会 12年 4年
森 田 寛 美園中央町会 11年 4年
宮 川 登 北本町会 6年 5年
■ 町会長表彰
氏 名 町 会 名 在職年数 町連役員年数
古 森 秀 一 日の出台朝日十日会 35年 (1年)
佐 野 敏 雄 美園春風町会 13年
木 村 鉄五郎 春日町第1町会 10年
後 藤 俊 美 日の出台道住連合会 9年
三 浦 達 雄 利根別中央町会 8年
川 尻 一 義 元町中央町会 7年
田 邊 留 男 日の出曙町会 4年 (2年)
佐々木 祐 治 幌向第23町内会 4年 (2年)
田 中 克 則 やまと町内会 3年
古 川 嘉 克 緑が丘町内会 3年
髙 橋 晴 夫 南町第1町会 3年
(敬称略)
議事では、ふじ町内会長の川崎善弘氏が議長を務め、協議事項の議案第1号 平成23年度活動方針(案)及び議案第2号 平成23年度各会計予算(案)について、原案どおりに承認されました。
また、選任事項の役員改選では、役員選考委員長を務めた若松西町内会長の三上宏一氏より、新役員の発表を行いました。
新役員
氏 名 町 会 名 役 職 備 考
髙 松 孝 行 春日東栄町会 会 長 新 任
中 田 髙 廣 上幌向町会 副会長 留 任
大 友 敏 幸 美園第一町会 副会長 留 任
石 垣 紀 明 桜木町会 副会長 新 任
齋 藤 硯 三 新9条町会 会 計 新 任
千 葉 修 東町2・8町内会 部 長 留 任
宝 利 芳 一 北新町会 部 長 新 任
半 澤 健 二 緑町内会 部 長 新 任
梅 田 利 明 第2かえで町内会 部 長 新 任
石 合 義 則 駒園町会 部 長 新 任
北 島 清 治 東和町内会 会計監事 留 任
村 上 薫 若松第4町内会 会計監事 留 任
藤 井 肇 美園春風町会 会計監事 新 任
新役員の皆さんを代表し髙松新会長が挨拶をし、その後退任された吉田前会長より感謝とお礼の挨拶をされました。
懇親会では、渡辺孝一市長様をはじめ、鎌田市議会議長様より来賓挨拶をいただき、各町会・自治会長の懇親が一層深められました。